AI 1DAY講習

AI 1DAY講習 / 受講した経営者の声

札幌観光バス株式会社(札幌市・貸切観光バス)

社長を含む役員6名で受講。
常務がAIに任せている仕事は、
経営企画スタッフ1〜1.5名分になりました

札幌観光バス株式会社様は、札幌市を拠点に貸切観光バス・観光二次交通を手がける、1964年設立のバス会社です。北見と旭川にグループ会社があります。2026年5月、社長・専務を含む役員6名がオンラインでAI 1DAY講習を受講しました。事業統括を担当する常務取締役の佐藤 圭祐様に、受講前の状況、AI 1DAY講習を選んだ決め手、講習のあとに変わったことを伺いました。

札幌観光バス株式会社 常務取締役 佐藤 圭祐さん
6名
社長を含む、受講した役員
1〜1.5名分
常務がAIに任せている仕事量(経営企画スタッフに換算)
2〜3回
役員会議の報告資料が仕上がるまでのやりとり
7名
Claudeを法人契約して使う役員と部長

札幌観光バス様の受講前の課題

  • 会社としてのAI活用はこれからで、佐藤常務を含む3名が2025年夏〜秋から、調べ物とExcelの集計に使っていた
  • 社長は、セミナーで見た資料がAIで作られていると知り、社員に「AIを使ってみよう」と呼びかけ始めていた
  • 佐藤常務は、業務改善にとどまらず、新しい価値を生む仕事にAIを使いたいと考えていた

受講後の変化

  • 佐藤常務がAIを「部下に指示をするがごとく」使うようになった。分析から会議資料までを任せ、デスクにいる間はほぼ常に使っている
  • 仕事量は経営企画スタッフ1〜1.5名分にあたる。人を置き換えるというより、これまで一人では手が回らなかった検討ができるようになった
  • 2週間に1回の役員会議の報告資料が、2〜3回のやりとりで仕上がる。Claudeを法人契約し、役員6名と部長1名で使っている

AIを仕事で使っていたのは3名で、用途は調べ物とExcelの集計でした

講習を受ける前、社内ではAIをどのくらい使われていましたか。

佐藤様(常務取締役):会社としてAIにしっかり取り組めているかというと、まだそこまではできていませんでした。個人としては、私ともう2人くらいが仕事でAIを使い始めたのが去年の夏か秋です。当時のAIは今に比べれば、調べ物が効率的になるというレベル感で、今のようなエージェントの世界観ではなかった。調べ物を効率的にしよう、Excelの計算を効率的にやってもらおうという、業務改善の文脈から使い始めました。

具体的にはどんな使い方でしたか。

佐藤様:たとえば、バスが1日1台動くのを「1日車」と数えるのですが、今月は何日車動いたかを、案件システムから出したCSVで集計させる。それまでは営業部長がExcelで何千行と処理して、最後は手作業で重複を確認していた業務です。あとは公知の情報、たとえば本州の同業がどうやって大きくなってきたのかを調べる、といった使い方が多かったですね。

社長はどうご覧になっていましたか。

佐藤様:社長は、あるセミナーを受講して、そこで出てきた事業紹介の資料がAIで作られていると知り、「これはかなり生産性の改善につながるんじゃないか」とアンテナが立った。同じ時期から、社員に対して「AIを使ってみよう」と言うようになりました。私やほかに先行して使っていた2名は、AIの進化に合わせて徐々に適用域を広げていた。社員も無料版のChatGPTやGeminiを使い始めた、というタイミングで嶋田さんからお話をいただきました。

当時、AIについて感じていた課題は何でしたか。

佐藤様:業務改善にとどまるのではなく、新しい価値を作っていく、本当の意味の知的労働まで踏み込んでほしいと思っていました。我々のような中小企業が、経営企画の専門人材を十分に揃えるのは簡単ではありません。だからこそ、価値を作る方にAIを使いたかった。嶋田さんと話をすると、嶋田さんがそういう使い方をしていたので、「それ、私もその使い方をしたいですわ」と。

嶋田がAIエージェントで経営チームを組んでいると知り、経営陣全員で受講することにしました

決め手は何でしたか。

佐藤様:価格の話もあります。社長には「こういう提案を受けていて、この金額でできるので、まず経営陣からやってみませんか」と話しました。社長は「全然いいからやってみな」と。

それ以上に大きかったのは、嶋田さんがその時点でAIエージェントで経営チームを構成していたことです。「嶋田経営チームはAIで構成されています」と。「この使い方はかなりやばい。この作りをチームでインストールすべきだ。こういうことができるのか」と。業務改善の話ではないし、少し前のDXとも違う。そういうレベル感じゃないよな、という世界観を経営全員でシェアしたいと思いました。テクニカルなプロンプトの話ではなく、世界観の話から入っていただける内容だったので、これは聞く価値があると思いました。

嶋田さんとは、もともとお知り合いだったそうですね。

佐藤様:初めて会ったのは13〜14年前で、グロービスで知り合いました。その後、私がソフトバンクに転職して、2年ほど職場も一緒でした。

社長・専務を含む役員6名がオンラインで受講し、提案書を作るスキルを1つ作りました

どなたが受講されましたか。

佐藤様:6名です。社長、専務、乗務員教育などオペレーションを統括している取締役、事業開発を担当している取締役、私、そして旭川のグループ会社で経営企画を担当している取締役です。年齢は60代が2名、50代が2名、40代と30代が1名ずつ。先にAIを使い始めていたのは、事業開発の取締役と私と旭川の経営企画担当取締役の3名で、残りの3名はそれほど使っていませんでした。

講習はどう進みましたか。

佐藤様:オンラインで、嶋田さんが用意した資料に沿って、こちらの進捗を確認しながら進めてもらいました。一方的な講演ではないですね。内容は導入として、スキルを1個作ってみましょうというもので、提案書を作るスキルを作りました。我々がClaudeに慣れていない部分もあり、最初の権限設定がスムーズにいかず、そこで余計な時間を使ってしまった。嶋田さんとしてはもう少し先までやりたかったと思うのですが、時間の関係でスキル1個のところで切りました。

印象に残ったことを教えてください。

佐藤様:ここまでやれるんだな、という印象です。それまでChatGPTとGeminiに資料を作らせても、お客に出せるものは全く出てこなかった。ひたすら文字が並んでいるだけ。それが、ビジュアルも構成も含めて、きっちり実用になるアウトプットが出せる。AI全体がここまで来たんだな、というのが強い印象でした。

もう1つ衝撃的だったのが、嶋田さんがAI同士にディスカッションさせるデモです。あるビジネスアイデアについて、財務視点、マーケティング視点など4つくらいの人格でAI同士が会話して、「このプランの弱点はこれ」と結論を出していく。スキルをちゃんと作っておけば、AI同士のディスカッションまでできる。企画会議がこの中で成立してしまっている。これは今、私も頻繁に使っています。

社長やほかの役員の反応はいかがでしたか。

佐藤様:社長は、AIに何ができるかをリアルに感じたようです。これを導入しないとスピードが落ちていってしまう、それくらいインパクトがあるものだ、実際に使わなくてもなんとかなるというところではない、と。受講した役員それぞれが、自分の業務でどう使うかを考えるきっかけになったと思います。

AIを「部下に指示をするがごとく」使うようになり、仕事量は経営企画スタッフ1〜1.5名分になりました

講習のあと、変わったことはありますか。

佐藤様:部下に指示をするがごとく使うようになったのは、研修以降ですね。付き合い方として一番変わったと思います。ツールではなく、部下のような付き合いになりました。デスクに向かっているときはほぼ常時使っています。人と話しているときと外出しているとき以外は、基本的にずっと。

今はどんな使い方をされていますか。

佐藤様:複雑な分析から示唆を出して、資料に落とし込んで会議資料にする、この一連の流れが多いですね。当社は中長期の戦略の検討にも使います。近々、向こう10年をテーマにした議論の場があるのですが、そのディスカッションペーパーを、複数の人格のAIとディスカッションしながら自分の構想を固めて作っています。抽象度が高いので、AIエージェントに動いてもらわないと無理です。

ほかには、メンバーとの1on1を録音して、文字起こしをClaudeに読んでもらい、コミュニケーションの論文も読み込ませたうえで、メンバーへの指導について助言してもらう。2週間に1回の役員会議の資料作りも、だいぶスピードが上がりました。最初は「ああでもない、こうでもない」と訂正のやりとりがありましたが、論点が複雑でない報告資料なら、今は2〜3ターンで出来上がります。

仕事量で言うと、どのくらいの変化ですか。

佐藤様:感覚的には、自分の下に経営企画スタッフが1名から1.5名分いる感じです。人を置き換えるというより、これまで一人では手が回らなかった検討ができるようになった、という感覚です。正直、びっくりしています。

社内での広がりはいかがですか。

佐藤様:Claudeを法人契約して、役員6名と、最近は部長1名を加えたメンバーで使っています。今後は管理部門にも広がっていくといいと思っています。私の担当領域ではないので、あくまで個人的なアイデアとしてですが、たとえば経理であれば、請求書の読み取りや会計ソフトへの入力といった定型的な作業をAIが下支えすることで、担当者が数字のチェックや分析といった判断を伴う仕事にもっと時間を使えるようになるのではないか。大がかりなシステム開発をしなくても、そうした使い方はできるのではないかと考えています。

定型業務をAIに任せ、車両整備の記録から故障を予測したいと考えています

半年後、1年後、3年後の展望を教えてください。

佐藤様:内勤の定型業務をできるだけAIに任せていくことです。バスを1日1台動かすのに運転手が1人必要だという状況は変えようがない。だからこそ、内勤の仕事をより付加価値の高いものにシフトしていくことが、我々の業容の中で収益性を左右する要素の1つです。

もう1つが車両整備です。整備はデータの世界で、記録はたくさん残っているのに、そこから示唆を出して日々の車両管理に生かしきれていない。故障が予測できて、あらかじめ手を打てるなら、突発的な故障に備えて置いている予備車という概念がいらなくなる。それは究極的な世界であるとしても、そこに近づけることはできると思っています。少ない車両台数で同じ売上を上げる、遊ばせておくバスを減らす、ということです。

今後、ほかにどんな使い方を考えていますか。

佐藤様:DD(デューデリジェンス)にも使えると思います。プロのDDのアウトプットをAIに読ませて、対象会社の組織図から財務諸表、社内規定まで全部入れれば、かなり近いものは作れる。最後は踏ん切りをつける、実際に中の人に会って判断する、というところは、人間に残ります。

取材にご協力いただいた会社

会社名
札幌観光バス株式会社
所在地
北海道札幌市清田区
設立
1964年
事業内容
貸切観光バス・観光二次交通
導入サービス
BizteX AI 1DAY講習(オンライン・3時間)
受講した方
社長・専務を含む役員6名
取材日
2026年9月28日
取材・構成
BizteX株式会社
所要3分・無料

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